第七観測所

SFとかゲームの文章が多め。映画も観ます。

俺とシネマパラダイス

 久しぶりに映画を観に行ってきた。観たのは『ウエストサイド物語』。以前からどういう映画なのか気になっていたので、ほかの新作映画は置いといて観ることにしたのだ。俺が映画を観に行くうちの半分くらいは『午前10時の映画祭』という、いわゆる名作のリバイバル上映である。この企画のおかげで俺はたくさんの名作と劇場で出会うことができた。今年度で終了するのは実に残念である。

ただこういった企画で映画を観ると、名作だという評価が邪魔になって自分の素直な評価を下しにくい気がする。「うーん、今のはどうかな?」と思っても「まあ名作映画なのだから」と自分を納得させてしまうときもある。そう感じるのは俺の中で映画を評価する軸がしっかり座っていないからなのかもしれないが。

もっと自分の感性や基準に自信をもって物事を判断していけるようになりたい。

話は『ウエストサイド物語』に戻るが、ミュージカル映画というのは俺は実はちょっと苦手かもしれない。歌やダンスはたしかにかなりの水準で素晴らしかったのだが。「若さゆえのエネルギーがはじけている感じ」は強くあって、それはよかったと思う。個人的にはシャーク団のリーダーとその恋人がイチオシというかダンスがよかった。

まあでも気になっていたので、今日観られて満足している。

来年の3月末まで『午前10時の映画祭』はまだ続く。もう少しの間、名画の何たるかを見極めてみたい。

 

 

 

 

 

俺と夜明け前

 今の住所に引っ越してから、生活のリズムがだいぶ朝型に変わったことはまだ書いていなかっただろうか。具体的には、午後8時前には寝て、午前4時くらいに目を覚ますようになった。ときにはそれよりも睡眠が前倒しになる日もあって、たとえばこれを書いている今は午前3時過ぎだったりする。もともと朝早く起きるのが苦にならないタイプだが、ここまで一日のサイクルが変わるとは思っていなかった。一番の原因は会社が遠くなったので朝早くのバスに乗らねばならなくなったことだが、ほかにも時間感覚というか考え方が変わってしまったこともある。つまり、夜遅くまで起きているのがイヤになった。理由ははっきりしない。これはもう『イヤ』としか言えず、説明もできない。一時期せめて午後9時くらいまでは起きて何かをしていようとしていたこともあったが、結局は今のかたちに落ち着いた。まあ必要となれば、これから生活リズムがまた変化することもあるだろう。あまり深夜に起きていることがないようにしていればいいはずである。深夜にはまともな判断ができないから・・・。アマゾンで余計な買い物をしてしまったりするし。

とか書いているうちにもうすぐ朝だ。今日はよい日になるだろうか。

俺とセルフコントロール

 今、俺はちょっと機嫌が悪い。大した原因ではないが、書いてみる。そもそもは俺がネット通販で買い物をしたところから始まる。いつものように配達の時間指定をして、あとは商品が届くのを待つだけになった。最近では送られてくる荷物のありかを追跡できるサービスがあって、何日に発送されて何日の何時ごろに到着するかがだいたい分かる。件の商品は昨日の午後8時から9時の間に届くようになっていた。

俺は一人暮らしなので、荷物が届くと思われる時間には部屋にいて玄関のチャイムを聴きとれる状態でなくてはいけない。そんなわけだから、コンビニに買い物に行ったりヘッドホンをしてゲームをしたり、もちろん布団の中でうたた寝をしたりせずにおとなしく待っていたのだ。しかし、待てど暮らせど荷物が届かない。どういうことだろうかとパソコンで荷物のありかを追跡してみるが、『持ち出し中』の表示が変わらないまま午後9時半を過ぎた。なんとなくブラウザの更新ボタンを押していたら、ふと表示が『配達先休日などにより持ち帰り』みたいなのに変わった。

ちょっと待て。俺は1時間半かそこら部屋で待っていたのに、なぜ届けないで持ち帰る!思い返せば数か月前、クロネコヤマトが『荷物を車に積み忘れたのでお届けは明日にしてください』とふざけた電話をかけてきたことがあった。あのときも俺は部屋で待っていたのでイラついたのだが、連絡はしてきたことだしと思って許したことがあった。今度はゆうパックが、しかも配達人は勝手な判断で電話連絡の一本も入れずに荷物を届けず持って帰りやがった。おそらく、配達している途中で夜遅くなり俺が指定した時間に届けることができなくなったので昨日届けるのをやめたのであろう。俺が頼んでいた商品は届ける時間帯は指定していたが、日にちは指定していなかったから明日の同じ時間帯に届ければいいだろうと思ったのではないか。昨日持ち出したのだから、昨日のうちに届けられたというのは俺にも分かっているのに。あー、書いていてまたむかっ腹が立ってきた。

というわけで俺は昨日寝る前にだいぶイライラしていた。そして今も思い出してまたイライラしている。今日こそはゆうパックといえどもさすがに届けると思うが、どうもあやしいな。荷物を持ってきたヤツに、何か一言言ってやろうかと思ったりもしている。

 

基本的に俺は物事に対しても人に対してもあまり怒らない。あまり感情的になるのが好きではないからということもあるが、性格が優しい(らしい)というのもある。だが、腹を立てるべき時というのもあるだろうとも思う。そんなときにははっきりと自分の気持ちを伝えることが大切なはずだ。そんなわけで、今の俺はこのむかむかする気分をどう出すかを考えているところである。こんなのは本来嫌なんだけど。しかし、とてもムカつくな。

 

俺と本と書いたものと

  休日に外出すると、とりあえず本屋に入る。以前に比べるとネット通販や電子書籍を利用するようになったが、それでも好きな作家や途中まで現物で(というのか?)買っているマンガ単行本は手に取って買って読みたい。今日もそんな感じで3冊ほど買って帰ってきた。本は単行本よりも文庫版を買うほうが多い。最近では値段もあまり変わらなくなってきたが、手ごろなサイズだったりソフトカバーだったりするのが好みに合っているのだと思う。

今年はSFの短編集をわりとよく買った。長い話や長いシリーズは本棚にあるものを読みだす気分になかなかなれず、年始に読み終わろうと決めたものがそのまま残っている。

来年になったら読むだろうか。だいぶあやしい気がするが・・・。

今部屋に置いてある背の高い本棚がほぼいっぱいになっていて、そこから溢れてしまわないように今在庫のやりくりをしているところだ。まあ、マンガは古いのが数十冊別の部屋のカラーボックスに置かれているのだけれども。ある程度以上古くなってしまうと、文庫本もマンガも根雪のように捨てても底に残ってしまう現象が起きる。そこをなんとか整理して分別して処分するのが片付けの方法なのだろうが、マンガに限っても『ガッデム』と『ヘヴィ』を処分できるかといえば、できないだろう。普通出来ないだろ。とか開き直ってみる。

 

話は思い切り変わるが、この間昔自分が書いた文章を読み返す機会があって、文体がというか雰囲気がというか、とにかく自分が書いたものだとすぐ分かってしまうことに驚いたというか恥ずかしかった。日記を断続的に書いていた学生時代から、あまり進歩していない。なんか読みやすいが浅い感じ。もう少し知性を感じさせる文章を書きたいとか思ったりするが、現実あまり知的に進歩していないのでどうしようもないところか。

ここみたいな人の目に触れないところでも、続けて何かを書いていけば文章力も上がってはくれないかというのがブログを続けている理由の一つであるのだが、なかなか難しいようだ。それでも少しは違いも出てくるだろうと望みをつないで、来年もときどきは書いていこう。SFの分量をもっと増やして。

 

 

 

俺と朝の音楽♪

 始発に近い時間の便を利用していることもあり、朝のバスの中では半分寝ていることも多い。そんなときでも俺はだいたいウォークマンで何かを聴いている。それくらい、音楽が流れるのは今の俺にとって当たり前になっているようだ。そういえばこの文章を書いている今もYoutubeでジャズ系のBGMを流している。

 聴いているのは80年代から90年代後半までくらいのJ-POPが半分、比較的古めのアニソンが残り半分だ。もう少し親しむ音楽の幅を広げたほうがいいのではと思ったこともあったが、結局今に落ち着いた。

好きなアーティストについて話すのは、自室の本棚をさらすのと似たような恥ずかしさがあって抵抗があるが、まあここでならいいだろう。というわけで、比較的よく聴くのは林田健司槇原敬之岡村靖幸・Fhanaなど。どちらかというと女性ボーカルの歌が好きなのだが、それはアニソンで補っている(Fhanaも半分アニソンであるし)。

・・・今日は何を書こうと思っていたんだっけ?ゆったりとしたBGMに浸っていると、

いつの間にか忘れてしまう。数分待っても思い出せないので仕方なく音楽ネタで続けると、昨日アマゾンで小沢健二の『ある光』をポチってしまった。約5,000円のお買い物だった。中古のシングルCDに払う額ではないだろうという指摘はもっとも。しかしこれでも以前の相場からは3分の1くらいに安くはなったので勘弁してほしい(誰に?)。

 

音楽がなければ俺の通勤時間はだいぶ静かで退屈なものになっていただろう。これからもいろんな人の曲をウォークマンに入れ、聴いていきたいものだ。

 

俺と最近のちょっとしたこと

 いつの間にか、冬がもうそこまで来ている。さらに言うなら今年もあと一ヶ月と10日くらいで終わってしまう。以前書いた、全然達成されていない『下半期の目標』を見るまでもなく、ちょっとまずい状態である。

先週はほぼずっと風邪でダウンしていた。たまに仕事を休むとちょっと特別感があったりするが、体がだるい中病院へ行きお金を払って薬を買い飲んで寝るだけという内容では、さっぱり面白みがない。年末の時間を無駄に使ってしまった。もうしばらく病気はいい。

この間の残念なニュースは、眉村卓氏が亡くなったというものだった。まあ第一世代だし年齢的にはおかしくないのだが、最近まで短編を発表したりしていただけに残念さもひとしおである。この人の作品から、俺は大きな影響を受けた。中学生のころに眉村作品にはまっていなかったら、SFそのものにはまっていなかっただろう。そして読書生活も随分と寂しいものになっていたはずである。できることは所持している作品を読み返すことくらいだが、絶版になっている作品の再刊を期待したい。

最近プレイしているテレビゲームについてだが、『ドラゴンクエストビルダーズ』と『スパイダーマン』、『DIRT2.0』を並行して進めている。並行すると攻略スピードが遅くなるのだが、それでもそうするのはもしかすると、この3本に『これを集中してやりたい!』というほどの魅力を感じていないからかもしれない。どれもけっこう良い出来なのだが・・・。どんなに難しく感じても、『エースコンバット7』は何度もリトライしてクリアしたものなあ。

 

ここまで読めばわかるように、今日はこれといった書きたいテーマがない。まあこんな日もある。2か月ぶりにこのブログを更新できただけで、良しとしよう。

 

 

俺と夏の終わりの休日

  8月最後の日。今日は、『ローマの休日』を観に行ってきた。・・・と、ここから感想を書くところなのだが、これくらい有名な映画となると今更語ることがあるだろうかという気もする。うーん、そうだな。感想になるか分からないが、今日はとても安心して観ることができた。観るのが2回目なのでストーリーをだいたい知っているという意味だけではなくて、良さも分かっているからアン王女やクラーク・ゲーブル(役柄の名前は何だったっけ)、その他チョイ役に至るまでの人物がどういう動きをし話をするのかを身をゆだねるようにして楽しむことができたのだった。とても良い時間を過ごせたと思う。

ストーリーの先がどうなるかまったく予想できないドキドキもいいのだが、今日はこういう気分になれてよかった。タイミングよかったなあ。

満足したので、今日はこれで終わり!