俺と踊れ、戦場のダンス

このブログを書くにあたり、自分が好きなゲームの紹介をしていこうとは思っていた。対象となる作品は多いのだが、第一弾はこれとなった。  

フロントミッション オルタナティブ

フロントミッション オルタナティブ

 

 もうパッケージの画像からして、ゲームの世界観や内容を説明する気が全くない感じである。説明書の中身も必要最小限の解説に抑えられており、ついてこれる奴だけついて来いという制作陣の姿勢がはっきりとした作品であるといえよう。

 

かんじんのゲーム内容だが、ざっくり書くとWAWと呼ばれるロボットの小隊を指揮して(操作ではないのがポイント)アフリカの戦場を渡り歩き、敵目標を攻略していくというものである。指揮といってもできることはそんなに多くなく、戦域マップ上のポイントをどのようなルートで進行していくかの決定と、戦闘状態に入った後の行動の傾向(バックウエポンを積極的に使用するか、積極的に攻めるか守勢に回るかなど)の決定がメインとなる。たまに補給も行うが、基本的にはWAWが移動している様子を鑑賞している時間が長い。ジャンルとしてはリアルタイムシミュレーション(RTS)になる。

 

ではこのゲームのどこに俺が惹かれたのか。魅力を簡潔にまとめると以下になる。

  1. 近未来のアフリカに響くリョウ・アライのテクノサウンド
  2. 個性的かつ魅力的なキャラクターの立った登場人物たち
  3. 無骨極まりないが、そこが逆に愛おしいデザインのWAW群
  4. 美しく統合されたユーザーインターフェース
  5. SF的な要素を交えつつも緊迫したストーリー

全体的にセンスのいい作品だというのが発売当初からの俺の一貫した印象である。。また各ステージ開始前の細かい演出など雰囲気づくりに気を使っていたり、画面に表示されるテキスト類も文の語尾が行頭に残らないように文字数を調整されていたりと、細かいこだわりがにくい。

 

しかし、これが発売された当時は家庭用ゲーム機でRTSを遊ぶ人はあまり多くなかった。またWAWを動かすAIがまだ発展途上の段階だったため、「WAWを自分で自由に操作できるようになぜしなかったのか、ストレスがたまる」といった批判も多かった。ほかにもいくつかの要因があって売り上げはあまり良くなかったらしい。

しかし現在でもAIを賢くした移植(リメイクではない)を熱望するファンが根強くいる作品である。

 

俺が書くとどうも本来の魅力を伝えられていない気がするが、スクウェアの尖ったゲームがやりたいという人にはお勧めである(今どきいるのかな)。